【成蹊大学北川ゼミ 地域事業者プログラム】後期第2回「チームマネジメントとリーダーシップ」実施報告
成蹊大学北川ゼミ 起業家体験プログラム
後期 第2回 地域事業者プログラムを実施しました
2025年10月8日(水)、成蹊大学法学部・北川ゼミ「起業家体験プログラム」の後期第2回地域事業者プログラムが実施されました。
今回のテーマは「チームマネジメントとリーダーシップ」。
講師を務めたのは、株式会社マネジメントブレーン代表取締役の姫野裕基。
また、ゲスト講話として美香Fruitful Design株式会社の小山美果氏に「未来を作るのはあなた自身」というテーマでご登壇いただきました。
地域事業者講話:未来を作るのはあなた自身(講師:小山 美果 氏)
前半では、小山氏が自身の会社員時代の経験をもとに「キャリアの描き方」について講話を行いました。
冒頭では「キャリアの80%は予期せぬ出来事で決まる」という理論を紹介し、その考えに沿って、自身のキャリアの転機や偶然の出会いをどのように活かしてきたかを語りました。
変化の激しい時代だからこそ、偶然の出来事をチャンスに変え、自分の手で未来を創っていく姿勢の大切さを伝え、学生たちは熱心に耳を傾けていました。
就職や将来を考えるうえで、“キャリアを自分でデザインする”という視点を得る貴重な機会となりました。
講義:チームマネジメントとリーダーシップ(講師:姫野 裕基/株式会社マネジメントブレーン)
後半の講義では、11月の欅祭に向けて、ゼミ生各社がより良い協働体制を築くために「チームマネジメントとリーダーシップ」をテーマに学びました。
講師を務めた姫野は、まず「チームとは何か」という問いかけから講義をスタート。
ゼミ生が構成する各社を“チーム型の組織”と定義して、組織の基盤には「人と人との信頼関係、コミュニケーション」が欠かせないことを強調しました。
続いて、チームを構成する三つの要素――主体性のある個人、共有のある全体、信頼のある関係――を示し、それぞれがどのように作用し合うのかを、学生たち自身の活動に置き換えて考えていきました。
中盤では、各チームがエゴグラムを用いて自分の性格傾向を可視化。
互いの違いを理解し、コミュニケーションを深めるワークを通じて、チームの中での役割意識が芽生えていきました。
講義の中で印象的だったのは、「チームワークはメンバーの足し算ではなく掛け算」という言葉。
個々の力を単に集めるのではなく、信頼と共有を通じて掛け合わせることで成果が高まるというメッセージが印象に残りました。
終盤では、欅祭に向けて“どんなチームでありたいか”をテーマにディスカッションを実施。
各チームがスローガンを策定し、短時間ながら活発な意見交換が行われました。
学生たちは、チーム内での対話の重要性を改めて実感し、「各社のリーダーはもちろん、個々の役割ごとにリーダーシップは存在する。リーダーシップとは、目標を定め周囲を巻き込んで、その目標を達成すること」という学びを得ました。
【参加者(五十音順)】
小山 美果(美果 Fruitful Design株式会社 代表取締役)
齊木 ひろみ(アイリデザイン株式会社)
髙谷 桂子(髙谷行政書士事務所・髙谷社会保険労務士事務所 代表)
新倉 昭彦(オフィス ファーストペンギンズ 代表)
姫野 裕基(株式会社マネジメントブレーン 代表取締役)
次回予告
次回は「座談会」を実施予定。
ゼミ生と地域事業者がテーブルを囲み、各社の現状や課題を共有しながら、欅祭に向けたアイデアを広げる“対話の場”となります。
また、欅祭を前に、ゼミ生各社は株式会社マネジメントブレーンが提供するラジオ番組「むさしのFM 創業1・2・3!」に創業者として出演予定。
ラジオを通じて、自社の事業をPRします。どうぞご期待ください。
【記録・編集】
田内 慎(株式会社マネジメントブレーン/先見研究会メンバー)
➡後期 第1回講義の様子はこちらから
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➡【メディア掲載】成蹊大学との取り組みが吉祥寺経済新聞に掲載されました
➡成蹊大学法学部 北川ゼミ「起業家体験プログラム」との連携、今年もスタート!!
弊会員組織で運営している先見研究会は、昨年に引き続き成蹊大学法学部北川ゼミの「起業家体験プログラム」を支援させていただいております。
今年度は講師として、計28回のうちの地域事業者プログラム9コマ分を担当します。
「起業家体験プログラム」は、北川ゼミの2、3年生が模擬的に株式会社を設立し、欅祭での出店・営業、会社解散までの流れを学ぶ《課題解決型学習》の授業です。
株式会社マネジメントブレーンは地域事業者の皆さまと共に、実際の起業体験や知識をゼミ生に提供し、学びと実践に一年間伴走していきます。