【成蹊大学北川ゼミ 地域事業者プログラム】後期第1回「財務の基礎を学ぶ」実施報告
成蹊大学北川ゼミ 起業家体験プログラム
後期 第1回 地域事業者プログラムを実施しました
2025年10月1日(水)、成蹊大学法学部・北川ゼミによる起業家体験プログラムの一環として、後期最初の「地域事業者プログラム」を実施しました。
今回は「起業に必要な会計知識」をテーマに、石塚真希先生(税理士・中小企業診断士)を講師にお迎えし、財務会計の基礎について学びました。
講義概要:財務の基礎を学ぶ(講師:石塚 真希 氏)
まずは全体像
後期の講義は全5回の予定で、そのうち3回は“お金の見える化”=財務会計。
今回はその初回として、基本をしっかり押さえる回となりました。
法学部ならでは
法学部のゼミ生が馴染みやすいように、会社法の視点から「なぜ決算報告書を作るのか?」など解説。
法律と実務をつなげて理解するきっかけとなりました。
ハンズオンのワーク
架空のコーヒーショップを題材に、取引の流れをもとに BS(貸借対照表)・PL(損益計算書)を作成するワークを実施。
“基本中の基本”から
数字に慣れていない学生も多いため、税務・会計の世界での数字の扱い方(3桁区切りを入れる、右寄せで整える など)を含め、基礎の基礎からていねいに説明。
対話しながら進行
休憩中にも質問に答え、各テーブルを回って個別にアドバイス。
最初は緊張気味だった学生も、次第に会話が広がっていきました。
実在企業の決算書を読む
後半は実際の企業の決算資料をクイズ形式で読み解き、同じ業種でも販売方法や経営スタンスで利益構造が変わることを体感しました。
欅祭に直結するヒント
欅祭での出店にむけて、利益率を高める工夫や付加価値のつけ方など、ゼミ生自身の事業活動につなげられる視点も提示。
北川教授コメント
「法学部の学生は数字に触れる機会が少ない。
今回の講義をきっかけに、企業を多角的に捉える視点を養ってほしい」とメッセージがありました。
【参加者(五十音順)】
石塚 真希(税理士・中小企業診断士)
小山 美果(美果 Fruitful Design株式会社)
齊木 ひろみ(アイリデザイン株式会社)
新倉 昭彦(オフィス ファーストペンギンズ 代表)
次回予告
次回は10月8日(水)、テーマは「チームマネジメントとリーダーシップ」。
ゼミ生が模擬事業を進めるうえで欠かせない「チームをどうまとめるか」を実践的に学ぶ予定です。
【記録・編集】
田内 慎(株式会社マネジメントブレーン/先見研究会メンバー)
➡第4回講義の様子はこちらから
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➡第2回講義の様子はこちらから
➡第1回講義の様子はこちらから
➡【メディア掲載】成蹊大学との取り組みが吉祥寺経済新聞に掲載されました
➡成蹊大学法学部 北川ゼミ「起業家体験プログラム」との連携、今年もスタート!!
弊会員組織で運営している先見研究会は、昨年に引き続き成蹊大学法学部北川ゼミの「起業家体験プログラム」を支援させていただいております。
今年度は講師として、計28回のうちの地域事業者プログラム9コマ分を担当します。
「起業家体験プログラム」は、北川ゼミの2、3年生が模擬的に株式会社を設立し、欅祭での出店・営業、会社解散までの流れを学ぶ《課題解決型学習》の授業です。
株式会社マネジメントブレーンは地域事業者の皆さまと共に、実際の起業体験や知識をゼミ生に提供し、学びと実践に一年間伴走していきます。