【成蹊大学北川ゼミ 地域事業者プログラム】第4回講義「プロモーション計画」実施報告
成蹊大学北川ゼミ 起業家体験プログラム
第4回(前期最終)地域事業者プログラムを実施しました
2025年6月25日(水)、成蹊大学法学部・北川ゼミによる起業家体験プログラムの一環として、「地域事業者プログラム」第4回講義を実施しました。
今回は前期最後のプログラムとして、「プロモーション計画」をテーマに、販売促進とSNS活用に関する講義が2部構成で行われました。
冒頭挨拶
武蔵野市産業振興課の3名にお越しいただき、講義の冒頭で市の創業支援制度などをご紹介いただきました。
講義1:プロモーション計画~販促活動の基本とプロセス(講師:姫野)
第一部では、弊社代表 姫野より、販売促進の基本的な考え方について講義が行われました。
販促の本質は「コミュニケーション」であり、欅祭での模擬出店に向けては、いきなりツールに頼るのではなく、顧客理解と段階的なアプローチを踏まえた活動が重要であることが伝えられました。
ゼミ生が取り組むのは欅祭に向けた模擬的な事業活動ですが、将来的に実践の場に立つことを見据え、社会人向けと変わらない視点と内容で講義を行っています。
模擬事業であっても、その内容に即した本質的な学びにつなげるため、講義の水準を下げることはありません。
こうした姿勢こそが、地域事業者プログラムの特徴です。
講義2:プロモーション計画~SNSプロモーションを“成功”させる確率を上げる(講師:斉藤正直 氏)
第二部では、お茶カフェ「SUZU MATCHA」を運営している他、YouTuberとしても活動している斉藤正直氏が、SNS活用に関する講義を行いました。
冒頭では、自身のキャリアを紹介。
「やりたいことが分からず、色々な業界を経験し、見てきたことで今の活動にたどり着いた」と語り、進路に悩む学生への励ましとなる内容でした。
今回のテーマは「SNSプロモーションを“成功”させる確率を上げる」。
まず学生が普段使っているSNSを確認し、続いて「SNSは数字を伸ばすことが目的になりがちだが、本来の目的――人を幸せにすること――を忘れないように」とアドバイスがありました。
また、第一回目の講義から使用しているリーンキャンバスを振り返りつつ、「SNS投稿の企画・構成を作ってみよう」というワークも実施。
最後は「一番大事なのは、まずやってみること」というメッセージで締めくくられました。
<ちょっとした交流のひとコマ>
斉藤氏のYouTubeチャンネルは登録者数120万人超。
ゼミ生の中にもファンがいて、講義後には記念撮影をお願いする学生の姿も見られました。
次回予告
7月23日の北川ゼミでは、各創業グループによる事業計画案の発表が行われます。
地域事業者による講義はありませんが、欅祭に向けたゼミ生の事業構想を直接聞くことができる貴重な機会です。
ぜひ参加したいと思います。
【参加者(五十音順)】
石塚 真希(税理士・中小企業診断士)
齊木 ひろみ(アイリデザイン株式会社)
斉藤 正直(株式会社SUZU 代表取締役)
新倉 昭彦(オフィス ファーストペンギンズ 代表)
髙谷 桂子(高谷行政書士事務所・高谷社会保険労務士事務所 代表)
姫野 裕基(株式会社マネジメントブレーン 代表取締役社長)
武蔵野市市民部産業振興課 小池 鉄哉 課長
武蔵野市市民部産業振興課 小澤 千果 主任
武蔵野市市民部産業振興課 山田 和史子 主事
【記録・編集】
田内 慎(株式会社マネジメントブレーン/先見研究会メンバー)
➡第3回講義の様子はこちらから
➡第2回講義の様子はこちらから
➡第1回講義の様子はこちらから
➡【メディア掲載】成蹊大学との取り組みが吉祥寺経済新聞に掲載されました
➡成蹊大学法学部 北川ゼミ「起業家体験プログラム」との連携、今年もスタート!!
弊会員組織で運営している先見研究会は、昨年に引き続き成蹊大学法学部北川ゼミの「起業家体験プログラム」を支援させていただいております。
今年度は講師として、計28回のうちの地域事業者プログラム9コマ分を担当します。
「起業家体験プログラム」は、北川ゼミの2、3年生が模擬的に株式会社を設立し、欅祭での出店・営業、会社解散までの流れを学ぶ《課題解決型学習》の授業です。
株式会社マネジメントブレーンは地域事業者の皆さまと共に、実際の起業体験や知識をゼミ生に提供し、学びと実践に一年間伴走していきます。