静間俊和館長インタビュー

日付:2012年11月16日

 

静間館長i-office吉祥寺はi-office、i-cafe、吉祥村塾という3つのハード部門から構成されています。シェア・オフィス、多目的レンタル・スペース、武蔵野地域の創業起業、経営者のための講座・セミナースペースいう形にはあまり類例がないと思いますが、「i-office吉祥寺」という構想を描くに至った動機をまず教えてください。
また、そこから生まれるメリットにはどのようなものがあるでしょうか?

以前から、この武蔵野の地で起業家支援のインキュベーションセンターを設立するという夢がありました。そして今春、それに適った吉祥寺本町の物件を紹介される機会に恵まれました。そこがi-officeとi-cafeです。吉祥寺という場所のもつ魅力を活かしながら、ほかの起業家支援にはないサービスを提供したいという構想からスタートしました。
i-office吉祥寺は、単なるスペース貸しの施設ではありません。さまざまな形での人と人とのつながりを大切にした場、言い方をかえるなら、一種のコミュニケーション・ベース(基地)にしていきたいと思っています。たとえば、ここで育ち、巣立った後も、いつでも戻ってきて後輩の面倒をみられるような場ということです。わたしは3i(Incubation=起業支援、Innovation=物事の新しい機軸・切り口・活用の創造 、Informarmation=情報の発信)と3c(Challenge=挑戦、Communication=交流、Collaboration=協働・合作・共同)というビジョンを常に抱いていますが、このような価値観を共有できる人々が集まるとうれしいです。
つまり、「i-office吉祥寺」の一番のメリットは、会員同士のさまざまな繋がりを大事にする点にあると言うことができます。繋がりはシェアオフィス、カフェ、レンタルスペース、協働といったさまざまな形を通してひろがっていくでしょう。そしてその繋がりは、力強いサポート軍団「吉祥寺7士業ネット」と「吉祥村塾」という毎月1回の起業家向けの塾がしっかりと支えるので、ご安心ください。 

i-officeとi-cafeの運営会社である株式会社マネジメントブレーンとはどういう会社でしょうか?

株式会社マネジメントブレーンは、1985年に設立された会社です。母体は税理士事務所(現在のむさしの税理士法人)で、最初はパソコン・ワープロ・簿記教室の会社でした。10年後、財務コンサルティグや研修を中心とする会社へとシフトしました。さらに、母体の税理士事務所に税務申告する企業の経営についての相談をいただくことが増え、マネジメントブレーンがその業務にあたるようになりました。現在、業務内容は経営全般に関わっていて、経営計画策定研修、人事制度策定研修、後継者育成塾、起業塾、経営監査サービス、財務診断などが主な業務内容となっています。基本は、「人が育つ組織創り」を目指しています。

館長から見た吉祥寺という街の魅力を教えてください。

生まれ育って60数年になる武蔵野の地で、「いつかは吉祥寺で仕事を」という夢がずっとあり、今から16年前、むさしの税理士法人とマネジメントブレーンは、三鷹駅北口から吉祥寺サンロード「イワキのメガネ」上に本店を移転しました。吉祥寺の魅力はいろいろな形で語られますが、わたしは、吉祥寺での買い物や井の頭公園でのウォーキングなどにおける、この地ならではの人と人との触れ合いに温かさを感じます。都会でも地方でもないイメージの吉祥寺に身を置いていると心が癒されます。

吉祥寺駅から歩いてくると、植物のフレームに囲われ緑化されたi-office吉祥寺の看板が非常に印象的です。この看板の着想はどこから出てきたのでしょうか?

看板

このイメージは、1階のお店(Bal Samico)と同じデザイン事務所に2階の設計もお願いしたときにいただいたコンセプトです。統一されたイメージを作ろうという話し合いのもと、1Fと2Fをあわせて緑化・木化にしていくことに決めました。i-officeやi-cafeのインテリアやテラスにもグリーンがだいぶ増えてきましたが、今後もさらにグリーンを増やしていきたいと思っています。  

最後に、今後どのような形でのi-officeの発展を期待されていますか?

i-officeに集う人は、自主的かつ自律的に行動ができ、人のために何かをしようとする人たちであってほしと思っています。利他の精神と言いますか、自分だけが先に儲けようとするのでなく、他人のためになることを行い、結果的に自分の利益に繋がるような人間関係が育っていけばいいと思っています。「共創」の精神でもって「幸せ」や「和」を人にもたらすことのできるような、吉祥寺という街を愛する起業家やチャレンジャーが増えていくといいですね。

(インタビュー構成:清岡秀哉)